●小地沢さんに選挙時のユニホームをどうして白にしたんですかとお尋ねしたところ、候補者と異なって自分たちの中身はどす黒いので白衣?(真っ白のジャンバー)を着ているとのことでした。選挙戦最終日は冷雨に打たれている姿が選挙民の心を動かしたのでしょうか。そろそろお疲れも癒されたのではと5月31日のお食事にお誘いしました。素材のこだわりのカレーの店“タージ”で、選択肢の多いカレーの辛さにとまどい特大のナンにびっくりしつつ小地沢さんの選挙回顧に耳を傾けるひとときを過ごさせていただきました。(大沢記)ご参考:タージオーナーのカレー解説力抜群!
● 佐々木こうじ氏は、この岩手町に生まれ、そして育み、住み続けることを覚悟しました。町職員として、34年間奉職したなかで、現町長に20年間仕えました。
ある時から大いなる疑問を感じ始めました。
「このままの町政ではいずれの日か破綻するのではないか。」と。
歴史や文化、風光明媚な町が少しずつ崩れかけていくことを危惧したのです。
先人が遺した偉業を後世に伝えながら、先ずは、町民が希望と勇気を持って暮らせる街に戻したいと考え、この度の挑戦を決意したものです。
現町長が町政を担った20年前には既に人口減少が始まっていたが、町総合計画(前、後期)併せて10年の施策に、ただの一行も人口減少問題は爼上に乗らなかった。決論的に言えば判らなかったのである。
町が疲弊したのは、一次産業は国の政策の誤りと転嫁し、商工業の不振は景気が良くないと決めつけた無策のあらわれだった。
唯一の原因は、人口が激減したこと理解していなかった。
1.<岩手町の人口の推移>
1963年(昭和53年) 24,984人(ピーク時)
2018年(平成30年3月末) 13,627人
(1) 減少した人口 11,357人
(2) 岩手町の一人当たり年間所得
平成26年度 2,264千円
(3) 少々乱暴な論拠になるが、昭和53年の人口を維持したとして仮定。
減少人口×年間所得 約25億7千万円
この金額の経済力を町は失ったことになります。
(4) これに伴って住民が住む家も相応分、不要になった訳です。
平成29年空き家数 398戸(実数は1.5倍くらいか)
(5) 食料の消費
1日、1人当たりの食費850円×11,357人=965千円
年間 〃 〃 =3億5千万円
この分の食料が必要とされなくなった。
大型店舗の進出の影響も確かにある訳ですが、商店界が元気がなくなった要因でもある。
失われた年月は戻らないが、町の政策が正しければ、町民の夢や希望を持ち続けられます。 次世代にしっかりと受け次ぎ、これから生まれてくるであろう子ども達に胸を張れる町政でなければならない。
次に
現会計原則を公営企業会計に移行するべきである。
現金主義会計(発生主義)は破綻の途を辿る。
複式簿記により会計処理して、貸借対照表を開示すべき。
「入るを量りて出ずるを制す」経済の大原則。
地方自治体と言えども例外ではない。
<町有財産> 特別財産、普通財産の総額を町長以下、誰一人把握していない。 特別会計、5会計のうち、下水道会計は未来永劫に黒字化しない。
起債残高 87億4千万円
地方財政健全化四指標の一つ「実質公債比率」
予算書の策定に際し、借金返済だけに特化している傾向。
国の指標を損なえば自ら予算執行が出来なくなるからである。
返済元本、支払利息はいくらか、総額の提示だけである。
他に沢山判らないことがありますが、佐々木こうじ氏の背中を押して行こうと思います。 岩手町の「ヒゲ」の後期高齢2年生 小地沢さだゆき